ETCを利用するメリットの1つに、様々な割引制度が用意されていることです。
高速道路や有料道路の混雑緩和のためにも、ETC利用を促進させようと、道路事業者はETC利用者に対して各種の割引制度を用意しています。
各道路事業者によって割引制度や割引額は異なっていますので、普段よく利用する道路のETC割引にはどんなものがあるか把握しておくとよいでしょう。
ETC割引の分類
現在存在するETC割引はおよそ以下の5つに分類できます。
- 時間帯割引
- 特定区間割引
- 利用頻度
- 特定車両
- 乗り放題(限定エリア)
代表的なETC割引(1) 時間帯割引
利用日や利用時間帯によって割引額が決められています。
代表的なものとしては
【時間帯】
- 深夜割引
- 通勤割引
- 早朝夜間割引
- 夜間割引
- 昼間割引
【曜日】
- 休日割引
- 平日割引
などがあります。
詳細な時間帯や割引率(割引額)は、事業者によって異なるため注意しましょう。
代表的なETC割引(2) 特定区間割引
一般道の渋滞緩和や高速道路利用促進のために、特定区間の通行料金を値下げしています。
代表的なものに、『大都市近郊区間』があります。
ETC割引が適用される特定区間を事前に知っておくと、通行料金だけでなく所要時間の短縮にもなるでしょう。
代表的なETC割引(3) 利用頻度割引
高速道路・有料道路の利用回数・利用頻度に応じて割引額が決まるものです。
代表的なものには
- ETCマイレージサービスサービス
- お得意様割引
- 大口・多頻度割引
などがあります。
高速道路や有料道路を頻繁に利用される場合には、ぜひチェックしておきましょう。
代表的なETC割引(4) 特定車両割引
特定の車両が通行する際に適用される割引です。
現状ではバスを対象にしたものしかありませんが、過去にはエコカーに対する適用が検討されたこともあったようです。
代表的なETC割引(5) 乗り放題
一定期間、一定区間内の高速道路や有料道路を、何回乗り降りしても定額で利用できるタイプの割引サービスです。
主に旅行企画とセットで企画・販売されます。
例えば
- ドラ割(NEXCO東日本)
- 速旅(NEXCO中日本)
- 四国周遊往復割引(NEXCO西日本)
などがあります。
期間限定であることが多いため、高速道路事業者のHPなどをときどきチェックしておくとよいかもしれません。