ETCコーポレートカードは、ETC割引の中でも最も大きい割引を受けることができるカードです。
こんな法人・企業さまにオススメ
- NEXCO東日本・中日本・西日本が運営する高速道路を月額3万円以上利用している
- 複数のドライバー・複数の車両を使っていて、運行管理が大変
ETCコーポレートカードとは
ETCコーポレートカードは、以下の三社が発行し、利用者に貸与するカードです。
・東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)
・中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
・西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)
ETCコーポレートカードを利用することで、様々な割引を受けたり、業務効率の向上を図ることができます。
車両番号の登録
ETCコーポレートカードを利用するには、カードごとに利用する契約者名義の車両を登録する必要があります。
それぞれのETCコーポレートカードには登録した車両の車両番号が記載されるため、それ以外の車両ではETCコーポレートカードが対象の割引制度(大口・多頻度割引)を利用することはできません。
従って、レンタカーや従業員所有の車を利用する場合は対象外となります。
メリット(1) 大口・多頻度割引が利用できる
ETCコーポレートカードを利用すると、特定の高速道路にて大口・多頻度割引が適用されます。
車両単位で1ヶ月の利用額が最大20%まで割引されるという、とてもお得な内容です。
メリット(2) 高速道路の利用状況が把握しやすくなる
ETCコーポレートカードを利用すると、毎月の利用明細書にカード単位(車両単位)での利用状況が明記されます。
これにより車両ごとの高速道路の利用状況が簡単に把握できます。
高速道路の利用状況が把握できることで、
- 配車管理
- 運行管理
- ドライバーの労務管理
- 集配活動
などを効率化させることもできます。
メリット③首都高や阪神高速で割引が適用される
通常のETCカードで利用できる平日朝夕割引は大都市圏では適用されません。そのため首都高や阪神高速を多く利用する場合、あまりそのメリットを受けることができません。
一方でETCコーポレートカードでは、首都高や阪神高速の利用に割引が適用されるため、首都高や阪神高速を多く利用する企業の場合はETCコーポレートカードを取得するとお得になるでしょう。
デメリット(1) たくさん利用しないといけない
ETCコーポレートカードの割引恩恵を受けるためには、月間の利用額がそれなりでないといけません。
『NEXCOが指定する高速道路の月間利用金額が3万円を超えている』のであれば、ETCコーポレートカードを利用するとよいでしょう。
もしそうでなければ、『ETC法人カード』を利用したほうが良いと思われます。
デメリット(2) 車両が限定される
1枚のETCコーポレートカードは、1台の特定の車両に対してのみ有効です。
この車両は発行時に登録をする必要があり、コーポレートカードにその車両番号が記載されます。
記載された車両番号以外の車両で、ETCコーポレートカードを利用しても割引は適用されないため、注意が必要です。
適用できないケースとしては
- レンタカー
- 社員従業員が所有している車
など、会社名義(契約者名義)ではない車を社用車として利用している場合などが考えられます。
デメリット(3)対象外の道路では大口・多頻度割引が利用できない
大口・多頻度割引が適用される高速道路はNEXCOが指定する高速道路のみとなります。
その他の高速道路(NEXCO三社以外が運営する高速道路)や、その他の一般有料道路も適用対象外となります。
普段どの高速道路をよく利用するかを確認してから、申し込みをしてください。
ETCコーポレートカードの大口・多頻度割引についてはこちらのページで詳しく解説しています。
ETCコーポレートカードを作るなら高速情報協同組合への加入がおすすめです!
ETCコーポレートカードは個人や企業単位で取得することもできますが、それぞれで加入審査を受けなければならず、個人事業主や設立したばかりの新会社などではカードを作成できない場合があります。
一方で協同組合は個人事業主や小規模の会社でも簡単な審査で加入でき、ETCコーポレートカードを取得することができます。
また協同組合が煩雑な経理処理を代行してくれたり、利用料金を一括して後払いにできるため資金繰りも楽になります。
関連リンク
NEXCO各社の大口・多頻度割引紹介ページはこちらをご覧ください。